小城市で2017年8月、唐津署の護送車が大型トレーラーと衝突し、護送中だった男性容疑者=当時(66)=が死亡した事故を巡り、男性の遺族らが県に約6千万円の損害賠償を求めた訴訟で7日までに、遺族と県が和解した。和解は4月24日付。

 県や県警によると、遺族3人に解決金として支払われるのは計2640万円。護送車の自賠責保険で全額賄う。県は14日開会の臨時県議会に議案を上程する予定。

 訴訟では、遺族側が容疑者死亡により「適正な手続きのもとに刑事裁判を受ける権利を侵害された」と主張、県側は「高額過ぎる」などと反論していた。

 事故は17年8月2日に発生し、容疑者死亡のほか、運転していた男性職員ら4人が重軽傷を負った。県警は同11月、職員が運転前に服用した薬の副作用で居眠り運転したとし、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)の疑いで職員を書類送検。佐賀地検は今年4月、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の罪で職員を在宅起訴している。

     

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