西川副まちづくり協議会の歴史文化部(部員15名)は、平成26年の発足以来、時代の流れとともに埋もれていった地域の歴史を、頭と足を使って地道に掘り起こしてきた。

 聞き取り調査に当たって歴史好きはもちろん、たくさんの人に興味を持ってもらえるように、事前に資料を作り、自治会に配って参加者を募った。徒歩で集落の隅々まで調査を行ったが、土日の開催日には子ども連れの参加者も多かった。地域のお年寄りは「子どものころ、ここは戦場の跡だったと聞いた」など記憶をたどって協力してくれた。それらを糸口に、県立図書館をはじめ長崎や福岡の図書館に残っている文献を当たっていった。

 平成29年には、6回に及ぶ聞き取り調査の結果をまとめた「歴史散歩西川副」を作成。子どもたちに生まれ故郷の歴史を知ってほしいとの願いから、地元の小学校で郷土学習の授業も行う。

 「時代は平成から令和に替わった。今調べておかないと、子どもたちは地域のことを何も知らずに育つことになる」と、部長の古賀一彦さん。今年は部員と協力して、龍造寺隆信と鍋島家の関係を研究していく。(地域リポーター・富崎喜代美=佐賀市)

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