6月30日午後2時半から、佐賀市のほほえみ館で、「ふたご手帖」を用いた専門職向け研修会「多胎家庭支援のポイント」(主催=双子・三つ子サークルグリンピース)を開催する。

 ふたご手帖とは、多胎研究の第一人者である大木秀一教授(元石川県立看護大学)が長年にわたる調査・研究データを元に、各地の多胎育児経験のある多胎支援者と共に、ふたご妊娠から1歳くらいまでの多胎家庭に必要な情報をまとめたものだ。

 多胎の妊娠・出産は高リスク。出産後は外出困難になりがちで孤立しやすい。さらに多胎の情報は極めて少ないため育児不安は非常に高く、虐待死事件の発生率は単胎家庭の2・5~4倍という。こうした多胎妊娠・出産・育児に関する情報を当事者が妊娠早期に正しく知ることができれば、これからに向けての心構えと準備ができ、先の見えない不安は軽減されるだろう。佐賀県でも多胎家庭に妊娠早期から多胎の情報を伝えてほしいと願い、この専門職向けの研修会を企画した。

 同日午前中は、隣のメイトプラザで日本多胎支援協会主催の「全国フォーラム」が開催され、午後からはこの研修会。多胎家庭の現状を知り、具体的にどのような支援をしていくのか。多胎支援について学びの多い一日になると期待している。(中村由美子・佐賀女子短大非常勤講師)

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