2018年度に「ボクの夢 私の夢」に掲載した県内の児童は、06年度生まれの7722人。名前ランキングを調べたところ、最も多かったのは「葵」で、28人だった。

 「葵」は前年の13位から一気にトップに躍り出た。06年に公開された映画「ゲド戦記」の挿入歌「テルーの歌」で人気となった歌手・手島葵さんや、NHKの大河ドラマ「篤姫」で主役に起用され、話題となった宮崎あおいさんの影響とみられる。

 昨年は圏外だった「大和」、36位だった「結衣」も上位へランクイン。この年、戦艦大和の乗組員たちの人間模様を描いた映画「男たちの大和」が大ヒットし、お茶の間では新垣結衣さんがお菓子のCMで注目を集めた。

 漢字では悠仁(ひさひと)親王誕生の喜びに沸いた06年を象徴するように、「悠」を使った名前が多く見られた。

 ※子どもたちは06年4月2日~07年4月1日生まれで、男女別の集計はしていません。

■2006年の出来事

 2006年に発表されたその年を表す漢字は「命」。全国では、いじめによる自殺が多発、耐震偽装事件、飲酒運転が大きな問題となった。県内では台風13号が猛威をふるい、農作物に甚大な被害をもたらし、3人の死者が出るなど、日本全体が命の大切さを痛感した年だった。

 全国の話題では、9月に悠仁さまが誕生。41年ぶりの皇族男子誕生に、国民は喜びに沸いた。また、第1次安倍内閣が発足。初の戦後生まれの総理大臣としても注目を集めた。一方、8月、福岡市職員の飲酒運転事故で幼い3人の命が奪われ、この事故をきっかけに、飲酒運転に対する議論が本格化した。また、ライブドア事件を皮切りに「ヒルズ族」が次々に逮捕された。

 県内の話題では、10月、上皇ご夫妻を迎え、「第26回全国豊かな海づくり大会」が開催された。島田洋七さんの小説「佐賀のがばいばあちゃん」が映画化され、ばあちゃんの「名言」が世代を超えて共感を呼んだ。

 スポーツでは、夏の甲子園決勝で、37年ぶりに引き分け再試合が行われ、早稲田実業が初優勝。WBCでは王ジャパンが初代王者に輝き、トリノ五輪では荒川静香選手がフィギュア日本女子初の金メダルを獲得した。

 流行語は「イナバウアー」や「品格」「エロカッコイイ(エロカワイイ)」など、今ではすっかりなじみの言葉が並んだ。「メタボリックシンドローム(メタボ)」もランクインし、「メタボ健診」などが広く行われるようになった。

◆県内10大ニュース◆

(1)台風13号・豪雨3人死亡、コメ作況最悪

(2)天皇、皇后両陛下を迎え全国豊かな海づくり大会

(3)がばいばあちゃんブーム

(4)市町村合併で23市町に

(5)プルサーマル計画に県と玄海町が同意

(6)ゆめタウン佐賀オープン、大型店の競争激化

(7)新幹線長崎ルート、対立続く

(8)サガン鳥栖、最高の4位

(9)江北ゲーム店主殺人、8年半ぶりに容疑者逮捕

(10)公務員の飲酒運転、厳罰化広がる

◆国内10大ニュース◆

(1)安倍政権発足

(2)ヒルズ族次々逮捕

(3)悠仁さま誕生

(4)自治体官製談合 知事逮捕相次ぐ

(5)いじめ深刻、未履修も

(6)耐震偽装で姉歯元建築士逮捕

(7)改正教育基本法成立

(8)日銀がゼロ金利解除

(9)荒川、トリノで金

(10)飲酒事故が多発

(タイトルは当時のまま掲載しています)

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