陶祖祭で、巫女姿になり神楽を奉納する有田小の6年生=有田町の陶祖李参平碑前

農楽を演奏し李参平をしのぶ公州伝統演戯団=有田町の陶祖李参平碑前

陶祖祭で玉串を捧げる窯業関係者ら=有田町の陶祖李参平碑前

陶祖祭で有田焼の振興を誓う有田商工会議所の深川祐次会頭=有田町の陶祖李参平碑前

李参平の偉業に感謝し、窯業振興を願った陶祖祭=有田町の陶祖李参平碑前

 有田陶器市が開かれている有田町で4日、陶祖李参平をたたえる行事が、同町大樽の陶山神社山頂の李参平碑前で相次いで開かれた。「陶祖祭」では窯業関係者が、泉山陶石を発見し、日本で初めて白磁を焼き上げた偉業に感謝。陶祖の出身地とされる韓国・公州市の農楽団体も演奏を披露し、陶祖をしのんだ。

 「陶祖祭」には県、町、地元の窯業関係者をはじめ、在福岡韓国総領事館や韓国陶磁文化協会の幹部ら約120人が出席した。神事では巫女姿の有田小6年生6人が厳かに神楽を奉納、参列者が玉串を捧げた。

 有田商工会議所の深川祐次会頭は「業界は厳しい状況だが、令和の新しい時代を迎え、革新的な技術が出てくると期待している」と業界再興を誓った。韓国陶磁文化協会の呉有根会長は「李参平の開拓創造の精神を継承し、両国の親善を進めたい」とあいさつした。

 この日は、同町の住民グループ「有公会」と交流を続ける「公州伝統演戯団」12人も李参平碑を訪問。赤、青、黄の3色の布を巻いた白い衣装で鉦かね、どら、太鼓の音を響かせ、農楽「プンムルノリ」を披露した。

 2016年の有田焼創業400年で、同町3区の住民が朝鮮半島出身の陶工たちの踊りの再現事業に取り組んだ。その際、同演戯団が演奏指導をしたのを縁に、相互訪問を続けている。

 一行は3~7日、有公会の古場公敏会長(65)宅に滞在。5日は黒牟田・応法地区で道踊り、朝鮮陶工碑などで演奏を行い、5、6日の両日は同町の皿踊りで住民と交流する。金東熙団長(55)は「李参平だけでなく名もない陶工たちの墓も訪れて追悼したい」と話した。

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