加工工程で必要な技術のポイントなどを学ぶ生徒ら=佐賀市の佐賀工業高

 佐賀県内の工業系高校に通う高校生を対象にした「さがものづくり道場」(県主催)が4月27日、佐賀市内で開講した。県内企業で活躍する熟練・中堅の技能者が指導者として直接、高校生に教える。県の基幹産業である「ものづくり」(製造業)を担う優秀な人材の確保や育成につなげる。

 県内6校の2~3年生、8人が参加し、佐賀工業高で開講式と合同講習を開いた。

 合同講習では2016年度に「現代の名工」に選ばれた水田泰弘さん(63)=戸上電機製作所=をはじめ、技能グランプリに出場経験がある熟練者6人が指導者として参加した。6月にある「高校生ものづくりコンテスト県大会」の旋盤部門の課題を取り上げ、鉄の部品を削る角度の出し方などを具体的にアドバイスしていた。

 佐賀工高機械科3年の中村文哉さん(17)は「内容は学校で習うことより高度だが、説明が分かりやすかった」と話し、「目標にしたい方々から学べる機会を大切にしたい」と目を輝かせた。高校ごとの講習も今後、3回程度開く。

 高校生単独の対象コースは本年度、初めて設けた。一般、高校教員向けなど全6コースを開講する。

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