エニシダ

 エニシダはマメ科の植物です。原産は南ヨーロッパで300年ほど前にオランダ船が初めて長崎に持ち込んだといわれています。高さは2~3メートルまでになり桜が終わったころに、黄色い蝶(ちょう)のようなかわいらしい花を咲かせます。そして枝をしならせるようにたわわに花を付け、満開になるととても良い香りが漂ってきます。

 中世の植物誌には枝の先端部分を利尿薬として用いられたことが記されており、フランスでは全草の灰を白ワインに浸して成分を浸出させ服用していました。また血圧上昇や子宮刺激作用などの効果もありますが、麻酔作用のある物質を含んでいるので民間での使用は大変危険です。

 花言葉の「清楚(せいそ)」「清潔」は、古くからエニシダの枝がホウキの材料として使われてきたことにちなんでつけられました。(中冨記念くすり博物館)

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