力士に抱えられ、泣きじゃくる赤ちゃん=小城市の乙宮神社

まわしを奪い合う子どもたち=小城市の乙宮神社

 小城市芦刈町の乙宮神社で1日、子ども相撲が奉納された。戦前から続く伝統行事で、町内の小学生が勢いよく体をぶつけ、会場を沸かせた。人気の「赤ちゃん土俵入り」もあり、アマチュア力士に抱えられると、赤ん坊の元気な泣き声が境内に響いた。

 五穀豊穣(ほうじょう)を願う「御田(おんだ)祭」の行事。少子化の影響などで参加者は少なくなったが、昭和から平成、令和と続く。今年は小中一貫の芦刈観瀾校の2~6年生13人が対戦し、3・4年生の部は3年生の本村颯士(そうし)さん、5・6年生の部は6年生の江口心(しん)さんが貫禄勝ちした。

 赤ちゃん土俵入りには市内外から27人が参加。鉢巻き姿の赤ちゃんを抱えた力士が四股を踏むたび、「よいしょ」と掛け声が上がった。生後6カ月の次女・北川ひかりちゃんの土俵入りを見守った父大介さん(37)=芦刈町=は「病気やけがもなく、新しい時代を元気に生きてくれたら」と成長を願った。

 奉納相撲は、かつて青年団の若者たちも土俵に上がってにぎわった。1991年からは町の体育協会や相撲連盟が運営を支援し、4年前から赤ちゃん土俵入りを始めた。

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