国重文指定を記念して開かれている特別展「よみがえるレトロモダン」=有田町の旧田代家西洋館

有田町 有田町の旧田代家西洋館(有田異人館)が昨年12月、国の重要文化財に指定された記念の特別展が、同館で開かれている。「よみがえるレトロモダン」と題し、明治などをテーマにテーブルコーディネートを展示している。12日までで、入館無料。

 同館は、有田焼を買い付けに訪れた外国人の宿泊、接待施設として1876(明治9)年、貿易商の田代紋左衛門の子息助作が建築。明治初期の住宅系擬洋風建築の特徴を示す現存例として評価されている。

 特別展はレトロな空間と現代的なテーブルコーディネートを融合させ、「アリタモダン」として表現。販売されている現代の有田焼を主に61件119点を並べた。1階は「明治」「和洋折衷」をテーマに、ランチやディナー、酒席の器を紹介。2階は「輸出」「海外」をテーマに海外輸出している商品で構成、華やかなテーブルを演出している。

 27日の開会式典には田代家子孫や町関係者らが出席。「国の重要伝統的建造物群保存地区である内山地区のまちづくりの起爆剤に」「インバウンド(外国人訪日客)の原点ともいえる西洋館が、海外への情報発信の起点になれば」とのあいさつや祝辞で、国重文指定と開幕を祝った。

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