小雨が降る中、露店に並べられた焼き物からお気に入りの品を探す陶器市客=29日、西松浦郡有田町

 大型連休恒例の「第116回有田陶器市」(有田商工会議所主催)が29日、西松浦郡有田町で開幕した。あいにくの雨で初日の来場者は、一日の人出として過去最高を記録した昨年を8万人下回る18万人(主催者発表)だった。期間中に改元を迎えることから、新元号「令和」にちなんだ新商品が相次ぎ発売され、焼き物の町らしく祝賀ムードを盛り上げている。5月5日まで。

 

 JR上有田駅から有田駅周辺までの約4キロの通り沿いを中心に、町一帯で約450の焼き物店が出店。雨のため佐賀県警音楽隊の開幕パレードは中止されたが、歩行者天国となった通りでは傘を差したり、レインコートを着込んだりした焼き物ファンが買い物を楽しんだ。雨脚が強くなり、露天の商品にブルーシートをかけて、一時休業する店も見られた。

 皇室に食器を納めている有田焼の各窯元では、改元に合わせて皇室ゆかりの展示を企画したところも。皇太子さまが迎賓時に使われた食器と同じ品を公開、皇室納入品と同じ器の見学ツアーも計画している。

 有田商工会議所の深川祐次会頭は「雨の割には比較的多く来場してもらった。1日からは天候が回復する予報なので、令和の初売りで集客できれば」と期待を込めた。期間中、120万人の来場を見込んでいる。

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