重低音のエンジン音を響かせながら到着するトヨタ2000GT=唐津市佐志中通

 昭和40年代、337台だけ販売された「トヨタ2000GT」10台が29日、唐津市に集結した。デザインを手がけた同市出身の野崎喩(さとる)さん(1929~2009年)の没後10年追悼を兼ねた九州ツーリング。昭和の名車を乗り継ぐ愛好家が各地から集まった。

 佐志中通の野崎さんの実家には5年前、記念館が開設された。東京や名古屋からフェリーで九州入りした一行は重低音のエンジン音を響かせて到着。記念館を運営する義姉の野崎恵美子さん(88)やめいの野崎緑さん(61)らと懇談した。

 会員74人のオーナーズクラブ会長の山本秀哉さん(61)=東京都=は、父親が50年前に購入した「5」ナンバーでオリジナルの白色の稀少車に乗る。「ほとんど手作りの車で、スタイルといいパワーといい、こんな車は後世も出てこないだろう」。昭和、そして平成と、時代を超えて車マニアが憧れ続ける名車の魅力を語った。

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