森川智博さん

 地元で働くなら消防団に入るのが当たり前、という土地柄もあり、入団に迷いはありませんでした。第3部は、同じ地区の先輩後輩ばかりで、昔からお互いはもちろんのこと、その親までよく知っているような、つながりが濃い地域でもありますね。

出初式で整列する消防団員

 それだけに、地域で火災が発生した際は、人ごとではありません。夜中に火災が発生して出動したこともあります。目の前の炎を消し止めようと、ホースを運んだり、上司に状況をこまめに伝達したりと、無我夢中で走りました。学生時代は野球部だったので、走ることは慣れていますが、日頃の訓練が役に立ったなと実感しました。
 台風などの災害時には、一人暮らしのお年寄りの様子を見に行くこともあります。普段から地域を巡回しているので、その時の状況把握もスムーズに行えます。自分の姿を見て安心してもらえるとうれしいですね。過去2回、町の操法大会で、いずれも1番員として出場し、どちらも優勝することができたことも誇らしい思い出です。

出初式での器具点検の様子

 火災や災害が発生したら、とにかく人手が必要です。発生してから慌てても遅いのです。そういう意味で、日頃からいざという時に備えて訓練を重ねている消防団は、地域になくてはならない存在です。地域の安全・安心はもちろんですが、仕事を超えたつながりができるのも財産になっています。消防団で出会った人と、地域のほかの場面でもつながっていけるのも楽しいですよ。

 

先輩から激励メッセージ

 森川君は、地域の野球部で活躍したり、PTA役員を引き受けるなど、頼りになる人材です。町の操法大会で2大会連続優勝した時のメンバーでもあり、ここ一番という時に力を発揮してくれる心強い存在です。消防団は多様な世代で構成されています。規律を重視しつつ、普段はよい仲間として地域の信頼に応えてほしいと思います。
(太良町消防団第1分団 分団長・中村一徳さん)

 

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