田中 潤さん

 5年ほど前、先輩団員に消防団の帽子をかぶせられて「似合うぞ」と言われ、その気になりかけたのですが、当時は子どもが小さかったので、しばらく待ってもらいました。父も消防団員だったため、子どものころから火災などで出動する姿を間近で見ていたし、地元に住んでいたら消防団に入るのは当たり前だと思っており、2年前に入団した時は約束が果たせてほっとしました。

出初式で観閲式に臨む有田町消防団員

 消防団の仕事は、火災の初期消火に努めることはもちろんですが、それ以上に大事なのは、火災の原因となる火種をつくらないこと。地域の人にとって、消防団員はとても身近な存在です。広報活動で火災予防を呼びかける時、身近な自分たちの言葉だと、より耳を傾けてもらえる気がします。いざという時、素早く対応できるように、毎月1回の器具点検や、地区ごとに点在する防火水槽等の確認も万全です。

出初式前に機械器具点検も行った

 消防団は「飲み会が多そう」「上下関係が厳しそう」「拘束時間が長そう」などのイメージが先行しているようですが、意見があれば遠慮なく言えるし、先輩団員もよく話を聞いてくれます。若者が入っていきやすい雰囲気になっていると思います。自分たちの世代が、消防団のイメージを明るいものに変え、地域に貢献していきたいですね。7歳を頭に5人の子どもがいますが、消防服で出かけると、「かっこいい」と目を輝かせてくれるのが何よりの励みです。

 

先輩から激励メッセージ

 田中君は、時々いじられ役に回りながら、みんなからかわいがられている「期待の星」です。入団して日が浅いので、一日も早く器具の操作を覚え、3年後の操法大会出場を目指してほしいですね。これからも災害時などには迅速に対応し、地域住民のみなさんの安心安全に努め、慕われる存在であってほしいと思います。
(有田町消防団第2分団第4部 部長・倉嶌和磨さん)

 

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