心のない声掛けによる二次被害を防ぐよう呼び掛ける県犯罪被害者支援コーディネーターの笠原保子さん=佐賀市のほほえみ館

 犯罪被害者らからの相談体制を整えようと佐賀市は25日、窓口で対応する職員向けの研修会を開いた。県犯罪被害者支援コーディネーターの笠原保子さんが講演し、心ない言葉や問い掛けによる「二次被害」を防ぐよう呼び掛けた。

 笠原さんは、犯罪によって命やけが、金銭を奪われる一次被害と、周囲による配慮のない声掛けで傷つけられる二次被害があると説明した。「興味本位の質問や『危ない所に行ったから事件にあった』などと責める言葉は傷つけてしまう。うちの親戚、家族だったらと思って相談に乗って」と誠実な対応を求めた。事件の内容や家族構成なども考慮し、他機関との連携の重要性も説明した。

 研修には市職員約25人が参加した。市では犯罪被害者らを支援する条例が施行された2017年10月以降、相談は寄せられていないという。

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