2人が常駐し人材確保に当たる佐賀営業所=杵島郡大町町大町のJAさがみどり選果場隣

 農作業受託会社「菜果野(ナカヤ)アグリ福岡」の佐賀営業所が佐賀県杵島郡大町町にオープンした。JAグループと連携し、県内全域で人手を希望する農家から作業を請け負う。昨年まで福岡市のグループ会社から人を派遣していたが、需要が多いことから県内に事務所を設けた。

 親会社の菜果野アグリ(大分市)は2015年に設立、当初は地元で農業支援をしていた。JAグループとも連携し、大分県日田市や福岡市にも営業所を設けた。農家の人手不足が深刻化する中、農作業時期が各県で違うことを生かし、人材を融通するユニークな取り組みとして注目を集めている。昨年試行した佐賀県内では、タマネギやミカンの収穫などに延べ850人が従事した。

 事務所は、4月から本格的に農作業を請け負っている。繁忙期を迎えている白石地区のタマネギ収穫を中心に、キュウリやイチゴの選果作業などに21日間で延べ222人を投入した。

 農家の希望はJAの子会社がとりまとめ、作業内容を事前に現地で確認してから人を充てる。現在、佐賀営業所には約50人が登録、佐賀市などの20~60代で、男女半々という。中村照久所長は「まだ安定していないが、登録者を60人ほどに増やし、県内農家のあらゆる要望に対応できる体制をつくりたい」と話した。

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