立体駐車場の高さは10階建てビルに相当する30メートル。128台が収容可能だった

 呉服町名店街協同組合が佐賀市松原に建設していた立体駐車場(地上約30メートル、128台収容)が完成し、落成祝賀会が開かれた。佐嘉神社であった祝賀会には関係者ら約70人が参加し、中心市街地の活性化に期待を寄せた。

 当時、最新のエレベーター方式が採用され、最上部でも1分以内と素早く車を収容でき、約70人を収容できる多目的ホールも併設した。総事業費は約8億3千万円。国、県、市が計約3億6千万円を補助、高度化資金として県は約4億円を融資した。

 しかし、設計や返済計画の見通しの甘さに加え、大型商業施設の郊外進出などで利用客数は予想を大きく下回った。2008(平成20)年に閉鎖し、組合も自己破産して解散した。県からの融資のうち、3億3500万円は返済のめどが立たないまま11(平成23)年、解体作業が始まった。

 周辺は現在、NPOまちづくり機構ユマニテさがなどの支援で出店する若者もいる。カフェや雑貨店、セレクトショップが並ぶほか、街なかににぎわいを取り戻すために設置された「わいわいコンテナ」ではイベントやワークショップが開かれている。街のにぎわいづくりへ少しずつ進みつつある。

このエントリーをはてなブックマークに追加