有田工高の生徒に課題研究の助言を行う佐藤可士和さん=有田町の佐賀大有田キャンパス

 著名なクリエーティブディレクターの佐藤可士和さん(54)による公開授業が18日、有田町の佐賀大学有田キャンパスで開かれた。課題研究の指導を受ける有田工高(津川久博校長)の生徒をはじめ、保護者、住民ら約250人が参加。商品や地域の魅力を引き出すデザインの力について学んだ。

 佐藤さんは、デザイン科とセラミック科陶磁器コースの3年生計43人が卒業制作で取り組む課題研究のアドバイザーとして、本年度に3回、来校して授業を行う。その最初の授業が公開され、自身が手掛けたユニクロや今治タオルなどのグローバル戦略やブランディングの手法を紹介した。

 質疑応答では、デザインやアイデアが出てこない時の対処法として「答えは元々あるけれど見えていないだけ。どうやったら見えるか、見方や考え方を変えてみて」とアドバイス。「若いうちに、時間を忘れるくらい何かにはまって深く考える経験を。ものをつくる上で大事な本質をつかむトレーニングになる」と話した。

 生徒代表でお礼を述べたデザイン科の湯村凜さん(17)は「佐藤さんをびっくりさせる企画を提案したい」と次の授業を楽しみにしていた。同高は県の「地域とつながる高校魅力づくりプロジェクト」の研究指定校で、佐藤さんの授業はこの取り組みの一環になる。

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