土玉から即興で作った作品を中心に並べる山下寛兼さん=佐賀市松原のギャラリーシルクロ

 陶芸家の山下寛兼さん(45)=佐賀市=による作品展が、佐賀市松原のギャラリーシルクロで開かれている。ろくろを使わず、土玉を手のひらでなじませながら成形した花器や食器など約150点が並ぶ。28日まで。

 3年ほど前から取り組む土玉シリーズは、初めにイメージを定めずに形作る。麦わら灰の釉薬による柔らかな乳白色の新作は、円すいを手でつぶすように成形した。2~3回焼成して、縦模様が入ったり、深い色合いに変化したりした窯変ものも味わい深い。

 久保田町に工房を構える山下さんは、15年ほど作陶に取り組む。山下さんは「土団子から何ができるか、その可能性を感じている。手のひらでできたカーブや指のあとを残していて、人の手になじみやすいと思う」と話す。

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