港からタイの養殖場に向かう生徒実行委員会の野林映里さん(右)と有尾緒美さん=玄海町仮屋

タイを養殖している岩下慎司さん(右)に話を聞く生徒実行委員会の有尾緒美さん(中央)と野林映里さん=玄海町仮屋

松本浩文さん(右)に仕事のやりがいを聞く生徒実行委員会の有尾緒美さん(中央)と野林映里さん=玄海町の松本牧場

牛たちの様子を撮影する生徒実行委員会の野林映里さん(手前)=玄海町の松本牧場

 生徒実行委員会が高校の垣根を越えて取り組んでいる「羽ばたけ! 未来の担い『手』プロジェクト」は、全国から訪れる高校生に佐賀の魅力を知ってもらうのが狙いだ。取材活動で県内を駆け回っている生徒たちに同行した。

 2月に始動したプロジェクトは、県内の20市町で畜産、農業、漁業、窯業やものづくりに携わっている人などが対象。生徒実行委員会の約80人が各市町を回り、次世代につなぐ思いや仕事の魅力などを聞きながらその様子を撮影している。

 唐津東高3年の有尾緒美さん(17)と野林映里さん(17)は、玄界灘に面し、海の幸が豊富な玄海町を取材した。タイを養殖している岩下慎司さん(46)には養殖場で話を聞いた。木材と網で囲まれた養殖場には猫が駆け回り、驚いた2人が質問すると、陸から泳いで来るネズミを退治するために飼っていると、裏話を聞くことができた。

 次に向かったのは牛乳を出荷し、アイスクリームを製造販売している松本牧場。2人は約150頭もの牛の迫力に圧倒されていた。牧場主の松本浩文さん(45)は「毎日の搾乳や餌やりで休みのない仕事。でも、子どもを育てるのと同じで面白い」とやりがいを話してくれた。

 取材を通して有尾さんは「食べ物がどうやって自分たちのところに来ているのか、食の原点を感じることができた。県外の人にも知ってもらいたい」。野林さんは「後継者に悩んでいらっしゃると感じた。やりがいや熱意に触れられて良かった」と語った。

 生徒実行委員会がまとめる映像(約10分間)や写真パネルは、総合開会式や各部門の会場でお披露目する予定だ。

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