笙を奏でる古川さん

 見晴らしのいい金立山の中腹にある金比羅神社の宮司・古川勝茂(33)は、雅楽で使われる管楽器の笙(しょう)を演奏する。古川さんの出す音は「天から差し込む光」といわれる笙の優雅で透き通った音色にぴったりで、心が揺さぶられる。

 笙は、17本の長短の竹菅が円形に配置され、竹菅の小さな穴を押さえ、吹き口から息を吐いたり吸ったりしてリードを振動させ、音を出す。

 龍笛(りゅうてき)、篳篥(ひちりき)を弾く仲間と4人で、毎年市内の四つの小学校で演奏を披露し、雅楽を楽しんでもらっている。

 古川さんは「笙は和音を奏で、全体のリズムと調和を取るような役目もあり、縁の下の力持ち的な楽器です。雅楽は他の演奏者と呼吸を合わせ、音と音とで会話をし、場の空気を感じ共有することで演奏します」と話している。連絡先は0952(98)1237。(地域リポーター・上原和恵=佐賀市)

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