干支のイノシシが描かれた朝がゆ用のオリジナル碗

黒牟田応法地区の5窯元で味わえる陶彩弁当の一例

店の人とやりとしながら、お気に入りの品を探す陶器市客(昨年の有田陶器市から)

 全国各地からの焼き物ファンでにぎわう大型連休恒例の「第116回有田陶器市」(有田商工会議所主催)が、29日から5月5日まで有田町一帯で開かれる。JR上有田駅から有田駅周辺までの通り沿いを中心に、約450店が出店。伝統的な作品からスタイリッシュな新作まで、幅広い焼き物がそろう。今年は期間中に改元を迎えることから、特別セールや新元号「令和」にちなんだ商品も発売され、祝賀ムードを盛り上げる。

 

【イベント】朝がゆの碗持ち帰りOK

 早朝から訪れる焼き物ファンの楽しみが、皿山通り商店会の朝がゆ。干支(えと)を描いたオリジナルの碗(わん)は持ち帰りできる。有田館前で毎朝午前6時から(整理券は同5時半から配布)、毎日300杯を提供。1杯500円。

 桂雲寺前では毎日午後3時から「皿かぶり競争」があり、10レースの各優勝者に皿山通り商店会で使える商品券を贈る。

 佐賀県警音楽隊によるオープニングパレードは、29日午前9時半に泉山ロータリーをスタート。同日はスコットランドのバグパイプバンドのパレードもある。

 アリタセラ(有田焼卸団地)では5月3日、ハンドメイド品やオーガニックフードの店が並ぶ「1dayマーケット」を開く。

 

【グルメ】器も自慢陶彩弁当

 焼き物の街ならではグルメが味わえるのも陶器市の魅力。ご当地グルメフェア(町役場東出張所広場)では、有田焼カレーやありたどり唐揚げなど地元や県内を中心に25店が出店する。

 トンバイ塀のある裏通りには屋台のカフェ6店が出店。有田焼の文様が描かれた人気の紙コップは、同じ絵柄の焼き物を販売する。

 黒牟田応法地区の窯元では、陶彩弁当が味わえる。自慢の器に料亭や飲食店の料理を盛り付け、器代込み2500~3千円程度(要事前予約)。参加窯元は梶貞窯、親和伯父山、瑞峯窯、徳幸窯、西山徳右ヱ門窯。一部窯元は陶彩スイーツも用意している。

 アリタセラ(有田焼卸団地)では、新しい取り組みとしてサイコロ状のようかんをトンバイ塀に見立てた「トンバイ羊羹」(1080円)を限定販売する。

 

【福袋・抽選会】器買って楽しみ倍増

 大型店22店が立ち並ぶアリタセラ(有田焼卸団地)は、お楽しみ大抽選会を開く。買い物2千円ごとに配る補助券5枚(1万円分)で1回抽選ができ、敷地内のホテル「アリタハウス」のペア宿泊券や、各店舗で使える商品券などが当たる。

 皿山通り商店会は、6千円相当の有田焼が入ったチャリティー福袋(各日10袋)を2千円で提供。トンバイ塀通り商店街の会員店は、1日5個限定で特別価格の商品を用意する。

 陶器市のホームページはスマートフォン対応。現地でリアルタイムの各店の売り出し、もてなし情報などが分かる。

 

 

【展示】スイーツの食器ずらり

 海外を含め212点の応募があった「有田国際陶磁展」。美術工芸品・オブジェ部門は県立九州陶磁文化館に、産業陶磁器部門は県陶磁器工業組合に展示する。今年は会期を延ばし、29日~5月12日に開く。

 県陶磁器工業組合では、陶器市期間中、有田陶芸協会展や、伊万里・有田焼伝統工芸士会の作品展も開かれる。伝統工芸士会は「スイーツの時間(とき)」をテーマに、ケーキ皿、カップ&ソーサーなどを並べる。ろくろと絵付けを実演するほか、今回から飲食物販売や休憩所、授乳室を設けている。

 

■アクセス

 JR九州は期間中に臨時列車を運行する。特急は有田駅のほか一部が上有田駅にも停車する。駐車場は公営私営計8300台以上。町内各地を結ぶ無料のシャトルバスも運行する。

 キャッシュレス決済対応も進め、クレジットカード導入店はガイドマップに記し、店頭にもマークを掲示する。有田小、有田中部小、有田中など一部公営駐車場は、支払いに「LINE Pay」が使える。

 問い合わせは有田商工会議所、電話0955(42)4111。HPはhttp://www.arita―toukiichi.or.jp/

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