鍋島小紋のひな人形が並び、来場者はうっとりと見つめた=平成13年2月17日、旧古賀家

 歴史ある建物を舞台におひなさまを飾る「佐賀城下ひなまつり」が、佐賀市柳町の佐賀市歴史民俗館を中心に始まった。鍋島家に伝わる格調高いひな飾りや、鍋島小紋のひな人形など多数が展示され、女性客を中心ににぎわった。
 佐賀市などがつくる実行委員会が「城下町・佐賀の歴史と文化をアピールしよう」と初めて企画した。旧古賀家など5会場に、さまざまなひな人形が並んだ。
 旧古賀家の広い座敷には、人形作家福岡伊佐美さんが作った鍋島小紋の人形を展示。旧牛島家では佐賀伝統のお菓子による「おひなさま」で、製造実演や販売も人気を呼んだ。ひと足早く開幕していた徴古館には鍋島家に伝わる品々が飾られた。
 初回は期間中4万3千人が訪れた。翌年以降も「本物志向」の展示が人気を呼び、春の風物詩に定着。2017(平成29)年は過去最高の13万3220人が来場し、その経済効波及効果は9億9800万円と推定された。
 近隣のひなまつりイベントも多い中、県内外からリピーターを得るには「あきさせない仕掛け」がポイント。19回目となる今年は11日に開幕。子どもたちに人気の「シルバニアファミリー」の展示など趣向を凝らし、3月31日まで開かれる。(新元号まであと73日)
 

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