陶芸家(右)の説明を聞きながら、器選びを楽しむ買い物客=昨年5月、唐津市呉服町

 春の唐津焼の祭典「第8回唐津やきもん祭り」が29日から、市中心市街地など市内一帯で開かれる。今年は48の窯元と22の飲食・販売店が参加。陶芸家と飲食店のコラボ企画や空き店舗を利用した窯元の展示販売など多彩なイベントがあり、市内一帯で唐津焼と食が楽しめる。5月5日まで。

 陶芸家と唐津の料理人によるコラボレーションは全14企画。中町の「hanaはな家」では唐津焼で楽しむおばんざいと題したコラボを行う(予約不要・料金2000円)。十四代中里太郎右衛門さんら11人の作家の器を用意。大皿料理やメイン料理など好みの器で楽しめるほか、器の使い方もアドバイスする。期間中は先着20人に11窯元が制作した新元号入りの箸置きのプレゼントも。ほかのコラボでは予約が必要なものもある。

 窯元と直接触れ合うイベントもある。呉服町の一角で、陶芸家が亭主を勤める角打ちは今年も実施。陶芸家が日替わりで亭主になり、自作の器に酒と料理でもてなす。また、若手を中心に20人の作家が空き店舗を利用した「まちなか展示販売」では、若い感性を生かし、伝統的な唐津焼からモダンなものまで意欲作を並べる。

 旧唐津銀行では「ちょこの愉(たの)しみ」と題したテーマ展を開催。酒のちょこから、そばちょこまで、40窯元の多彩な作品を展示。ふるさと会館アルピノでは「春の唐津焼展」と題して、唐津焼協同組合のメンバーが壺(つぼ)や茶道具など多彩な器を並べる。

 期間中は唐津神社の春の例大祭(29日)や唐津くんち特別巡行「奉曳(ほうびき)」(5月5日)もあり、例年以上に盛り上がる祭りになりそうだ。実行委員長の坂本直樹さんは「祭りを通して、広く唐津焼の魅力を知ってもらえれば」と話す。

 問い合わせは唐津観光協会内の同祭実行委、電話0955(74)3355。唐津やきもん祭りHPはwww.karatsu-yakimon.com

やきもん祭り主なイベント

 ■中里重利展(唐津市近代図書館、開催中~5月12日・10~18時)

 古唐津の技法を復元した人間国宝の中里無庵の三男で、生涯を通じて唐津焼と向き合った中里重利さんの回顧展。観覧無料。

 ■テーマ展「ちょこの愉(たの)しみ」(旧唐津銀行、29日~5月5日・9~18時)

 唐津焼陶芸家が新作のちょこを展示。酒からそばまで、多彩なちょこの魅力を紹介する。

 ■まちなか展示販売(市中心市街地空き店舗、29日~5月5日・10~18時)

 約20窯元が伝統的な唐津焼からモダンなものまで、趣向を凝らした作品を並べる。

 ■五葉会茶花展 唐津教室(旧大島邸、28日10~16時半、29日10~16時)

 入場料100円。

 ■第39回春の唐津焼展(ふるさと会館アルピノホール、28日~5月5日9時半~17時=最終日は16時)

 唐津焼協同組合のメンバーが壺や茶道具を展示する。

 ■唐津観光大使・篠笛奏者、佐藤和哉コンサート(唐津曳山展示場、3日18時半開演)

 全席指定で4500円(当日500円増し)。問い合わせは「ふうち草」、電話050(3707)0857。

 ■平成最後の縁結びパーティー エビスビールで食と器の縁結び(大手口センタービル1階odecafe、30日18時半~)

 会費4000円。予約は一番館、電話0955(73)0007。

 ■唐津やきもん祭り茶会~民藝から茶の湯へ~(旧大島邸)

 30日の本茶会(料金1万8000円)は満席。1日10~15時の「跡見の茶」は2000円。

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