大隈重信の功績を解説する江島記者=佐賀市の致遠館中

 幕末や明治時代の佐賀県について理解を深めてもらおうと、佐賀市の致遠館中(碇浩一校長)で22日、出前授業があった。佐賀新聞社の江島貴之記者と多久島文樹NIE推進デスクが講師を務め、早稲田大の創立者で内閣総理大臣を2度務めた大隈重信の功績を学んだ。

 1年生の全員約120人が社会の授業として受けた。冒頭、多久島デスクは大隈が長崎の英学校「致遠館」を運営したことなどを紹介。江島記者は政界の第一線を退いていた中、76歳で再び首相に就いたことに触れ、「外国語など時代を先取りした知識を習得し、人望を集めていた」と話した。

 生徒たちは「大隈さんが求めた政党政治とは」など次々に質問した。江島記者は「国民の声を生かした政治。当時では難しいことだったが、今につながる政治の在り方を追い求め続けていた」と答えた。

 生徒たちは昨年11月10日付で本紙に掲載した江島記者の「さが維新ひと紀行」の記事を事前に読んで臨んだ。授業に参加した百武蒼太さんは「当時、英語やオランダ語を一生懸命勉強していたことに驚いた。改めて佐賀の誇りだと感じた」と話した。

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