オープニングレセプションが開かれた久光製薬ミュージアム=鳥栖市田代大官町

テープカットする、左から坂井秀明佐賀銀行頭取、中冨博隆久光製薬会長、池田英雄副知事、中尾清一郎佐賀新聞社長

 久光製薬が創業170周年記念事業として整備していた「久光製薬ミュージアム」が鳥栖市田代大官町の九州本社敷地内に完成、21日、オープニングレセプションを開いた。創業来の歴史を紹介している。イタリアを代表する彫刻家チェッコ・ボナノッテ氏が基本デザインを担当した。

 建物は大きなガラスと、1メートル四方の石を積み上げた、壁面の調和が印象的な外観デザイン。ボナノッテ氏は中冨記念くすり博物館も手がけている。

 鉄筋コンクリート造り2階建てで延べ床面積688平方メートル。1階には、創業者の久光仁平から6代目となる現在の中冨一榮社長まで歴代経営者の精神、開発した製品などを展示、映像と合わせて紹介している。

 玄関では、本社敷地内に根を下ろしていたエノキを利用したカウンターが出迎える。2年前の創業170年のときに、倒木の恐れがあるとして伐採したところ、偶然にも樹齢も170年と判明。木片を積み木のように重ねたデザインでその歴史を表現した。2階や庭園ではボナノッテ氏の代表作など21点を鑑賞できる。

 レセプションには中冨博隆会長、池田英雄副知事ら140人が出席。中冨社長が「鳥栖、佐賀から世界へ羽ばたく情報を発信していこうとの思いを込めた」とあいさつ、中尾清一郎佐賀新聞社長らがテープカットして祝った。

 ミュージアムは佐賀県で初めて、九州で2番目となる「ZEB(ゼロ・エネルギー・ビルディング)の認証を取得した。エネルギー負荷を抑制したり、自然エネルギーを積極的に活用したりすることで、省エネルギー、創エネルギーに優れた施設になっている。同社は1847年に創業、2017年に170周年を迎えた。

このエントリーをはてなブックマークに追加