装着したウイッグに触れてみる参加者=佐賀市与賀町

初回の会合を開いた美粧がんサロン「TWO LEAF」=佐賀市与賀町

 ウイッグや化粧など、美容面からがん患者の闘病を支える「がんサロン」が20日、佐賀市与賀町でスタートした。これまで県内になかった中古ウイッグのレンタルを開始するとともに、「まだきれいに使える」家庭に眠るウイッグの提供を呼び掛けている。

 

 がんサロンを運営するNPO法人クレブスサポートによると、抗がん剤治療などで髪を失ったときに使うウイッグは、外形変化を補うのに有効だが、10万円~100万円ほどと高価。以前から「安価な中古のウイッグがあれば」と要望が寄せられていた。また、インターネット販売で買い求めたが、手入れの仕方や使い方が分からず、困っている患者も多いという。

 約5年前からがん患者を対象に「元気になるメーク法」などを伝え、ウイッグ商品の開発も手掛けてきた美容関連会社が協力し、「買ったけれどあまり使わなかった」ウイッグを引き取り、抗菌・防臭加工する。患者負担は年会費や消毒料など最安6千円に抑え、レンタルの仕組みを作った。既に10個ほどの人毛、混合毛の中古ウイッグがあり、貸し出しできる。

 初めて開いたサロンでは、患者を支えるスタッフから「美容面から生活の質を向上させることは大切。金銭的な問題からウイッグを使えない人も多くいるので、レンタルという選択肢を増やし、患者さんに情報を伝えていきたい」との声が上がった。

 美粧がんサロン「TWO LEAF」と名付け、毎月第3土曜日午後1時半から、佐賀市与賀町のFUTABA本店で開く。サロン開催やウイッグ提供などの問い合わせは世話役の清水さん、電話090(8832)7869。

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