東よか海岸に飛来したクロツラヘラサギ=28日午前8時16分、佐賀市東与賀町

 環境省は、国際的に重要な湿地の保全を目指すラムサール条約への登録に、佐賀市と鹿島市の干潟2カ所を含む4カ所を推薦すると発表した。その後、ウルグアイで開かれた締約国会議で認定証が授与された。

 県内で登録されたのは、佐賀市東与賀町の東よか干潟(218ヘクタール)、鹿島市北東部の肥前鹿島干潟(57ヘクタール)。いずれもズグロカモメやシギ、チドリが多く飛来しており、渡り鳥の重要な中継地となっている。ムツゴロウなど干潟独自の生態系も育んでいる。

 登録が決まったことに両市長は喜び、まちの知名度が上がることへの期待、有明海再生に向けて努力する思いを語った。魅力を広く発信するために、鹿島市は今年4月13日に道の駅鹿島の隣に「干潟交流館」をオープン。佐賀市も2020年5月に東よか干潟を学べる拠点を現地に開設する。干潟、有明海の生態系に触れ合う体験などで、観光客の増加につなげていく。

 ラムサール条約は1971(昭和46)年、イラン・ラムサールで開かれた国際会議で採択された。2019(平成31)年2月末現在、締約国は170カ国、登録湿地数は2341カ所(国内は52カ所)に上る。(令和まであと9日)

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