初当選を決め、支援者と握手を交わす91歳の髙松昭三さん=21日午後11時25分、鹿島市浜町の事務所

 鹿島市議選では、91歳の新人髙松昭三さん=高津原=が初当選を果たした。佐賀県内の市町議会で最高齢となる「新人議員」の誕生で、「1期限りのご奉公。元気な老人の見本になりたい」と意気込んだ。

 約5年前に市老人クラブ連合会の会長になった。高齢者向けの行政の支援が不十分と感じ、市議選への出馬を考えるようになった。4年前は周囲に止められ、思いとどまった。それでも「老人の方を向いてくれる人がいない」と奮起し、「これが最後の機会。反対されても出る」と決めた。

 出陣式には約60人が集まり、市内外から老人会の仲間も応援に駆け付けた。選挙戦では独居老人対策や「友愛のまちづくり」の推進を公約に掲げ、選挙カーに乗り込んで自らマイクを握った。高齢批判をかわすように、有権者を見かけると車からたびたび降りて足腰の強さを示してみせた。

 21日夜、事務所に当選の知らせが届くと、髙松さんは喜びを爆発させ「高齢者対策に全力で取り組む」と誓った。

 全国では、静岡県熱海市議選(定数15)で無所属現職の山田治雄さん(91)が12選を果たした。

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