新たな元号を祝う催しを開催する鹿島市古枝の祐徳稲荷神社

 鹿島市の祐徳稲荷神社で30日夜、改元の瞬間を祝う催しが開催される。佐賀市の書道家・山口芳水さん(39)が制作を進めている「令」「和」の書作品を奉納する。当日は県内のアーティストとコラボし、新元号の幕が開ける期待感を胸に境内で揮毫きごうに臨む。観覧無料。

 制作している作品は「令」「和」(縦1・8メートル、横1・5メートル)。祐徳稲荷神社の稲荷大神の使いである「キツネ(お稲荷さん)」にちなんで「狐」という漢字の集合体で「令和」を形作っている。作品は神社に奉納し、改元のタイミングでお披露目される。

 イベントは「カウントダウン」を銘打って30日午後11時半から、神社境内で開催される。新たな力が湧いてくるような音を響かせる不知火太鼓(嬉野市)、薩摩琵琶奏者の北原香菜子さん=佐賀市=が出演する。

 映像を投影するプロジェクションマッピングの用意も進んでおり、山口芳水さんは「2度とない瞬間を、たくさんの人と共有できることにわくわくです。最高の作品に仕上げたいと思います」と話す。企画している山口賢人さん(31)=鹿島市=は「よき伝統を次世代につないでいくためにも、節目を迎える特別な時間を素晴らしいものにしたい」と語った。

 祐徳稲荷神社によると、改元を神社で迎えたいという声が多く聞かれたことで、代替わり神事やイベントの開催を決めたという。鍋島朝寿権宮司は「平成への感謝とともに、新たな時代の平和を祈りたい」と話し、5月1日午前0時半ごろから本殿で改元奉告祭を執り行う。

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