「子どもの遊び場もあるので、ゆっくりと楽しんで」と話す笹川俊一さん=多久市のスコルカフェ

 「多久を楽しく、かっこよくしたい」-。そんな思いでつながる30代から40代の市民有志約10人で始めた「パンまつり」。3回目の今年は28日午前10時から、JR多久駅前の広場で県内外の14店舗がそれぞれ自慢のパンを並べる。県内で活動するシンガー・ソングライターやバンドも来場し、ライブで会場を盛り上げる。

 若い世代を中心に、初回は1千人、昨年は2千人を超える人たちが訪れた。人口は2016年に2万人を割り込み、衰退が叫ばれる。「まちに足りないものは何か」。来場者の喜ぶ顔を見て、父と一緒に経営する工務店の新社屋に昨年、焼きたてのパンが味わえるカフェと雑貨店を設けた。

 市の玄関口の駅周辺は、土地区画整理事業できれいになったが、売れ残った土地が点在する。パンまつりはその一角を使った催しで、「多久は面白くて、おしゃれだと思ってもらえたら、ここで仕事を始めたり、移り住んだりする人たちもいるかもしれない」と大きな目標を掲げる。

 住宅建築を手掛ける笹川工建の取締役。まちづくりの若手有志と共に、空き店舗の活用に向けた取り組みも計画している。「ここに人の目が向けられている間に、次の一手を打っていくことが大事」と話す。

 パンまつりの情報はフェイスブックの「マルゴシデッキ」で検索を。問い合わせはスコルショップ、電話070(5488)2921。

 

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