唐津に初寄港した高級クルーズ船「シルバー・ミューズ号」=唐津港妙見ふ頭

 中型高級クルーズ船「シルバー・ミューズ」が20日、唐津港妙見ふ頭に初寄港した。米、豪州、欧州、アジアなどからの乗船客545人が、唐津を巡るオプショナルツアーや自由散策を楽しみ、唐津焼の窯元訪問、寺での呈茶体験など日本文化を満喫していた。

 同船はシルバーシー・クルーズ社(本社・モナコ)が運航、唐津市のポートセールスを受けたことなどがら寄港した。総トン数は4万791トンで、これまで寄港した外国船の中で最も大きい。16日に東京を出発し、鹿児島を経由し唐津に到着した。

 歓迎式で市は唐津くんちの3番曳山「亀と浦島太郎」を絵付けした唐津焼の盾を同船に贈り、同船は市に、金属製の同船模型を贈った。マルコ・サンジャコモ船長は「市民の皆さんに温かく迎えてもらい感謝している」とお礼を述べた。

 乗船客は6種類あるオプショナルツアーに参加したり、同港からJR唐津駅間のシャトルバスを使い、気ままな市内散策を楽しんだりしていた。

 米・サンフランシスコから参加したマリア・ロビンソンさんは九品院での人形浄瑠璃、中里太郎右衛門陶房、近松寺での呈茶体験コースを選択。「唐津焼をはじめ、市の歴史や文化を知りたかった。唐津の土から生まれた茶碗で飲む茶からは、命や自然を感じた気分になりました」と感想を述べた。

 同船は午後8時に唐津を出港、次の目的地・釜山へと向かい、29日に東京へ戻る。唐津市は港の振興、活性化を目指し、国内外で寄港誘致を実施している。年内はあと外国船が6回、国内船が1回、入港を予定している。

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