産業陶磁器部門最高賞に輝いた原田吉泰さんの「瑞雪」

美術工芸品・オブジェ部門の最高賞に選ばれた嶋田敏生さんの「連作 バベルの塔」

 有田国際陶磁展(佐賀県・有田町・有田商工会議所主催、佐賀新聞社など後援)の審査が18日、有田町の県立九州陶磁文化館などで開かれた。美術工芸品・オブジェ部門の最高賞(文部科学大臣賞)に有田町の嶋田敏生さん(72)=工房ラハイム、産業陶磁器部門の最高賞(経済産業大臣賞)に同町の原田吉泰さん(37)=吉右ェ門製陶所=が選ばれた。

 同展の前身、九州山口陶磁展で4度の最高賞を受けている嶋田さん。「連作 バベルの塔」は、継ぎの手法で高さを出した大作。「立体的なフォルムでスケールが際立っていた」と講評され、円と長方形の凹凸やくり抜きの装飾は「配置が絶妙」と評価された。

 原田さんの「瑞雪」は、静かに降る雪が、次第に景色を覆っていく過程を表現。六つの器を使い、白の部分を増やすことで時間の変化を表現した。「和洋にこだわらず使用できるたたずまい」と好評を得た。

 美術工芸品・オブジェ部門は昨年より12人少ない103人から109点、産業陶磁器部門には昨年より7人多い89人から103点の応募があった。そのうち海外から美術工芸品・オブジェ部門にトルコ、韓国、台湾の3人、産業陶磁器部門に韓国の4人が作品を寄せた。

 表彰式は28日、県立九州陶磁文化館で開かれる。美術工芸品・オブジェ部門の入賞入選作は同館で、産業陶磁器部門の全出品作は県陶磁器工業協同組合で29日~5月12日まで展示。産業陶磁器部門は販売もある。また、有田町とドイツ・マイセン市との姉妹都市締結40周年を記念し、国立マイセン磁器製作所の作品も同組合で展示する。

このエントリーをはてなブックマークに追加