ハンセン病について正しい理解をしてもらうために開かれているパネル展=県庁

 ハンセン病の差別をなくすために、正しい知識と理解を深めてもらうパネル展が19日、佐賀県庁で始まった。今年3月に県内の中高生らが菊池恵楓園(熊本県合志市)を訪問した様子や、中学生が作成した啓発用の資料など40点が並ぶ。25日まで。

 国の隔離政策の誤りを認めた熊本地裁判決が国の控訴断念で確定し、当時の厚生労働大臣が謝罪に訪れた様子など、明治から平成までのハンセン病に関するパネルを展示。小城中の生徒が学校の文化発表会で示した資料も並んでいる。

 県はハンセン病に関する取り組みとして、毎年パネル展を開催。このほか、菊池恵楓園を訪問して入所者と交流する事業を10年以上続けており、今年は県内の中学5校、高校3校から参加した52人を含む県民135人が施設を訪れた。県健康増進課によると、同園には現在、県出身者9人が暮らしている。

 展示は県庁1階の県民ホールで開かれ、午前10時から午後5時まで。土、日曜も開放されている。

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