1万人目の来場者となった久保征司さん(中央)、弘子さん(左)と松本誠一館長=佐賀市の県立博物館・美術館

 佐賀市の県立美術館で開かれている企画展「岡田三郎助の花物語―万花描く辻永(つじひさし)とともに」の来場者が19日、1万人を突破した。近代日本を代表する洋画家・岡田三郎助(1869~1939年)=佐賀市出身=の代表作を集めており、1万人目となった小城市牛津町の久保征司さん(81)と妻の弘子さん(78)に記念品が贈られた。

 松本誠一館長から記念品を手渡された久保さん夫婦は「美術館には何回も来ているけど、こんなことは初めて」と笑顔。過去に開かれた岡田の展覧会にも足を運んだという久保さんは「岡田は女性を主体に描いているのが魅力のひとつ。絵を見るのが好きで、自分にもこんな絵が描けたらと思いながら眺めている」と話していた。

 企画展は、岡田のアトリエを東京から美術館敷地に移設して1周年の記念で、代表作「イタリアの少女」(大原美術館蔵)や「花をもてる裸婦(花の香)」(ウッドワン美術館蔵)なども展示している。

 今年は岡田の生誕150年、没後80年で、松本館長は「記念の重なる年であり、各地から代表作を集めた。アトリエも花で飾っているので、この大型連休にも来場してほしい」と呼び掛ける。

 27日午後1時半からは、松本館長によるセミナーも開く。企画展は5月6日まで。観覧無料。

このエントリーをはてなブックマークに追加