JAさがの青年部が作った、麦わら焼却防止を呼び掛ける看板=佐賀市

 麦の収穫期を前に、JAや県などは麦わらの野焼きをしないよう農家に呼び掛けている。「わらは貴重な有機資源で、肥料の節約につながる」とPR、焼くかわりに「すき込む」ことを推奨している。

 かつては初夏の風物詩ともされた野焼きだが、宅地化が進んで煙害への苦情が増え、火災や交通事故の危険もあるため、JAや県などは対策会議を設置。農家への啓発を進めてきた。この結果、2000年前後は6割以上あった麦わらの焼却率は年々減少、10年ほど前から2割前後となり、昨年は7・5%(前年比0・9ポイント減)まで減った。

 ただ、市町別では多久市が22・5%、上峰町が19・1%、鹿島市が14・6%とまだ焼却率が高い地域が残っている。

 このほど開いた対策会議では、「野焼きで病害虫が駆除できると信じる人が多いが、それより、すき込みが効果あると理解させることが大切」などの意見が出た。すき込みの実践マニュアルを農家に配り、野焼き防止の徹底を図ることを決めた。

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