網にかかったクロサギを手のひらに乗せて説明するガイド(左)と参加者=3月31日、石垣島西部のアンパル

 沖縄県の八重山諸島の一つ、石垣島西部の名蔵(なぐら)大橋の眼下に広がる「アンパル」。名蔵川と名蔵湾が交わる干潟で2005年11月、ラムサール条約に登録された。そこで開かれる「アンパル体験」は地元の保護団体「守る会」が干潮時に開く人気の観察会だ。

 干潟は生き物たちの楽園。足元には小さなカニや貝が隠れている。ガイドの谷崎樹生(しげお)さん(64)は「宝探しのように楽しめる」と魅力を語る。

 河口を覆うマングローブ林はレジャーの興奮を一層盛り上げる。密林はマングローブが年月をかけて土砂を蓄え根を張って拡大した。陸地化した木の間は格好の水路となり、観察会の参加者たちが歩いて渡るコースとなっている。

 泥で足が取られそうになることもあるが、それもまたスリルの一つ。水をさっとすくうと新たな生き物との遭遇や発見が楽しめる。(沖縄タイムス八重山支局・粟国祥輔) 

 

【MEMO】

アンパル体験は1回2時間の観察会。生き物の動きが活発化する春から夏場を中心に年10回程度開かれる。専門が異なる複数のガイドが案内する。参加費は1人150円。夜の観察会もある。問い合わせはアンパルの自然を守る会、電話090(6785)8692。

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