儀式の後、境内で披露された「釈菜の舞」=多久市の多久聖廟

 儒学の祖、孔子の遺徳をたたえる「春季釈菜(せきさい)」が18日、国重要文化財に指定されている多久市の多久聖廟(せいびょう)で開かれた。市内外から多くの見物客が訪れ、311年目を迎えた祭儀を見守った。

 1708年の創建以来、毎年春と秋に開かれている伝統行事。孔子と孟子ら4人の弟子に感謝し、古式にならって供え物をささげる。中国・明時代の衣装を着た横尾俊彦市長が「献官」役になり、ギンナンや栗、タケノコなど7種類の食べ物と甘酒を孔子像に供えた。

 地元の園児や小学生たちも訪れ、厳かな儀式を見守った。新緑が美しい境内では、孔子の生誕地、中国・曲阜市から取り入れた「釈菜の舞」、太鼓や琴の演奏が披露され、見物客たちがカメラを向けた。

 

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