佐賀市北川副町の認定こども園「北川副こども園」(今井正彦理事長)が1日から事実上、休園している。経営難と職員不足が要因で、4月から通う予定だった28人は近隣の施設に入れるように市が調整した。認定こども園の休園は佐賀県内で初めて。

 同園は、1953年に犬尾保育園として運営を始めた。県や市によると、98年から学校法人「今井学園」が運営し、2015年に幼保連携型の認定こども園に移行した。定員97人だが、入園者数は減少傾向にあり、18年度は約1400万円の赤字が出ていたという。

 県こども未来課によると、学園は2月の理事会で、経営難を理由に園長の雇用を継続せず、理事長が園長を兼ねる方針を決めた。この決定に職員が反発し、いったんは続投することになったが、園長が3月20日に退職を申し出て、9人の職員のうち8人も退職した。最終的に25日の理事会で休園を決め、認可権限を持つ県に申請した。県は4月23日にも、審議会で休園を正式決定する。

 今井理事長は「うちを希望されていた子どもさんや保護者に申し訳ない。2年後をめどに再開したい」と話している。

このエントリーをはてなブックマークに追加