舞台「銀河鉄道999」でメーテル役を演じる木下晴香さん=東京の明治座森下スタジオ

メーテルを演じる木下晴香さん(C)松本零士・東映アニメーション(C)舞台『銀河鉄道999』実行委員会2019

 鳥栖市出身のミュージカル女優木下晴香さん(20)が、メーテル役として出演する舞台「銀河鉄道999」の公演が20日に迫っている。活躍の場を広げるミュージカル女優に舞台への思いや見所を聞いた。

 

 ―演じるメーテルは、世代を超えて知られているとても有名なキャラクター。役づくりで心がけたことは。

 木下 まずは原作を見ることから始めた。ただ、はっきりとしたメーテル像が見えてこない。この「分からなさ」「迷い」の部分がとてもメーテルっぽいというか、神秘性や不安定さにつなげていけるんじゃないかという気がしてきている。星野鉄郎を包み込む優しさや愛を大切にしつつ、母性だけでなく女性としての魅力も表現したい。

 ―経験豊富な先輩たちと稽古を重ねている。

 木下 メーテルってどんな人なんだろうと悩んでいる私の姿を見て、鉄郎役の中川晃教さんが「その姿がメーテルっぽいよね」と言ってくださった。不安に思っていたところが「この不安も生かせるかもしれない」と思えるようになった。

 ダブルキャストの伊波杏樹さんは声優をされているので、声の表現は自分も吸収したいと思っている。今回の現場は、役者同士で創作に向けたコミュニケーションが活発でとても刺激になっている。

 ―舞台の見所は。

 1幕からドラマティックなシーンが多く、ぐっと世界観に引き込める。原作ファンも、初めて見る人も楽しめる舞台になっていると思う。この役を通してメーテルがさらに愛していただけるように精いっぱい演じたい。

 ―「ロミオ&ジュリエット」のジュリエット役で舞台デビューし、最近も「ファントム」のヒロイン役抜擢が発表されたばかり。順調にミュージカル女優の道を歩んでいる。

 木下 いろんなものを学んでいるという実感があり、幸せだなと感じている。壁が高いと燃えるタイプ。いろんな作品でいろんな姿をお見せできたらと思う。出演のチャンスをいただいた時に、全力を出せるように自分の幅を広げ、引き出しを増やし、日々を積み重ねていきたい。

 

 東京公演は明治座で20日から29日まで(木下さんは24、25、28日以外出演予定。21、23日にはアフタートークも)。S席12000円、A席9000円、B席6000円。大阪公演は梅田芸術劇場で5月10日から同12日まで(木下さんは11日のみ出演予定。アフタートークも)。S席12000円、A席9000円、B席5000円。

 各劇場か東京音協、チケットぴあなどで販売中。問い合わせは東京音協、電話03(5774)3030(11~17時)。

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