かれんな花びらを咲かせ、見頃を迎えた瓊花(けいか)=佐賀市の県立森林公園

 佐賀市久保田町の県立森林公園で、鑑真和上ゆかりの花「瓊花(けいか)」がかれんな花を咲かせ、見頃を迎えている。独特の香りに誘われ見上げると、手のひらほどの白い花が雪のように木々を彩っている。

 瓊花は中国原産のスイカズラ科。奈良時代に鑑真和上が中国から嘉瀬津(佐賀市嘉瀬町)に上陸したと言い伝えられ、1990年に同園内に「鑑真和上嘉瀬津上陸の碑」が建立された。

 碑の完成に合わせ、鑑真和上のふるさとである中国・揚州市から約40本が贈られ、碑の周りに植樹された。国内では奈良県の唐招提寺など数カ所でしか見られない貴重な花木で、アジサイに似た白い花を咲かせる。

 弟と近くの遊具で遊んでいた橋本妃和(ひより)さん(9)は「碑に書いてある鑑真の歴史を読んで、この花のことをみんなにも知ってほしいと思った」とじっくり観賞していた。

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