三藤遊海さん

大賞に輝いた三藤遊海さんの「散らばれ」

 梧竹・蒼海顕彰第27回佐賀県書道展(佐賀新聞社主催)の最終審査が13日、佐賀新聞社であった。委嘱作品から選ぶ大賞に、熊本県熊本市の三藤遊海(さんとう・ゆうかい)さん(62)の調和体「散らばれ」が輝いた。

 1次審査を通過した公募作品111点と高校生作品139点、委嘱作品133点の計383点を、審査委員長の島谷弘幸さん(65)=福岡市、九州国立博物館長=が選考した。

 大賞作品は宮沢賢治の詩「春と修羅」の一節を題材にしており、審査員から「ゆとりがあって、奥行きを感じる」と高く評価された。三藤さんは初めての受賞に「まさか」と驚きながらも「気ぜわしい毎日の中でも、おおらかな字を書きたいと思っている」と顔をほころばせた。

 一般公募の部は、森山南斗(なんとう)さん(25)=佐賀市=の漢字「劉秉忠(リュウヘイチュウ)詩」が最高賞の県知事賞を受賞した。高校生を対象とする新人賞には、佐賀西高3年の平川紗妃さん(18)の漢字「臨 金農(きんのう)」など5点が選ばれた。

 佳作以上の公募作品と高校生の優秀作品は、審査会員、委嘱作品とともに前期(5月28日~6月2日)、後期(6月4日~8日)に分け、佐賀県立美術館に展示する。

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