年間最優秀賞の表彰を受ける松尾邦代さん(左)=有田町の有田館

 有田町の季節の景観を俳句や短歌、川柳にした「有田の四季を詠む」の第6回年間最優秀賞に、短歌の部の松尾邦代さん(70)=同町=ら3人が決まった。13日に同町の有田館で表彰式が開かれ、作品が書かれた有田焼の陶板が贈られた。

 有田観光協会が季節ごとに年4回募っている。昨年3月から1年間で、佐賀、福岡両県の中学生から80代までの153人、493句・首が寄せられ、20人の38作品が入選した。その中から各部門の最優秀賞を決めた。有田中からは92人約100作品の応募があった。

 松尾さんの「陶業の 母なる百婆仙(ペクパソン)の墓 ひそと建ちいる 秘色湖への道」は、有田焼の母とも呼ばれる百婆仙への思慕を表現。「400年前に活躍した女性を誇りに思う」と話した。

 俳句は県立九州陶磁文化館の秋を詠んだ宮脇睦子さん(福岡県糸島市)の「小鳥来る からくり時計 鳴る時刻」、川柳は今右衛門窯の赤く染まった瓦を題材にした長尾順子さん(福岡市)の「二階から 絵の具捨ててた 往時見ゆ」が選ばれた。

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