佐賀県三養基郡上峰町は2日、2016年度一般会計当初予算案を発表した。総額は85億800万円で、前年度当初の37億1660万円と比べて約2・3倍の大幅増。好調なふるさと納税が町税を約7億5千万円上回り、自主財源比率も23・6ポイントアップして73・4%になると予測する。町は「この好機を財政健全化につなげたい」としている。

 ふるさと納税は、14年度実績が約40万円だったが、昨年9月から牛肉などお礼の品を拡充したことから寄付者が急増。新年度も本年度並みの約21億円の寄付を見込む。町税は前年度比2%減の13億5300万円とみており、武広勇平町長は「ふるさと納税で自主財源が膨らみ、新規事業に取り組めている部分もある」と胸を張る。

 主な事業は、小学6年生向けのオンライン英会話を5年生まで拡充するのに766万円、小学校入学の子どもに祝い金2万円を贈る事業に220万円。ふるさと納税関連では、お礼品などに15億6065万円を組んでいる。

 ふるさと納税は新規事業だけではなく、子育てなどの既存事業にも活用する方針。武広町長は「健全財政を意識して進めていくことに変わりはない。基金などにも積みながら将来に備えていきたい」と話す。

 地方交付税は5・2%増の9億円、国庫支出金は54%増の6億1900万円。町債発行は1・3%減の1億5300万円、16年度末の町債残高は37億6千万円、基金残高は6億7900万円と見込んでいる。

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