県内から千人が参加、戦没者に祈りを捧げた=佐賀市、護国神社

 佐賀市の護国神社で13日、春季例大祭が開かれた。県内各地から遺族ら約千人が集まり、戦没者の霊を慰めた。県内の参加者を半数に分けて執り行っており、14日も同様に開かれる。

 会場にはバスが何台も横付けされ、黒い服装に身を包んだお年寄りたちが次々に降り立った。式では祭典委員長の宮原岩政さんが「み霊の尊い犠牲の上に、今日の平和と繁栄がある」とあいさつ。全員で、先の大戦の戦没者や自衛隊の殉職者に祈りをささげた。

 27歳だった父親がビルマで戦死した唐津市鎮西町の女性(80)は「遺骨の代わりに木のかけらが入っていた。今でも、兵隊姿の父を思い出す。母が例大祭に参列できなくなり引き継いだが、私もこの年になった」と嘆息していた。戦後74年がたち、遺族の高齢化で参加者は減少傾向という。

 神事では、祐徳神社の巫女(みこ)らが優美な舞を奉納。奉納余興として、市内のボランティアによる歌や寸劇があったほか、小学生約50人が参加する柔道大会も開かれた。

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