絵画に隠れている動物を懸命に探す子どもたち=佐賀市の佐賀整肢学園こども発達医療センター

絵画を寄贈した佐賀清和高美術部のメンバー

 佐賀市の佐賀清和高美術部員10人が13日、共同制作した作品を佐賀整肢学園こども発達医療センター(佐賀市)に寄贈した。生徒たちが「見る人を元気付け、穏やかで楽しい気持ちになってもらいたい」という思いを込めて描き、病棟の廊下にお披露目された。

 作品名は「遭逢(そうほう)」。玄海町の観光名所「浜野浦の棚田」を描き、縦1・4メートル、横2・6メートル。「いつ見ても飽きない絵」をテーマに、同センターが動物の名前を病室名に使っていることにちなんで、犬や猫など24種類25体を忍ばせている。

 美術部長の塚原るなさん(17)は「1回見て分からなくても、2回目には分かるし、何度見ても楽しむことができる絵にしたかつた」と話す。

 美術を通した社会貢献活動の一環で、同センターで看護師をしていた部員の母親から「絵を飾りませんか」と声を掛けられたのがきっかけ。今年2月に生徒たちが同センターを見学し、「入院中の子どもたちを元気付けたい」とアイデアを考え、約1カ月半で完成させた。

 20日に同センターの開園祭が開かれるのを前に、生徒たちが13日に作品を設置すると、早速、子どもたちが「ここに犬がいるよ」などと楽しそうに探していた。塚原さんは「描くのは大変だったけど、動物を探してもらえてうれしかった」と喜び「この絵を見て『楽しい』と明るい気持ちになってもらいたい」と笑顔を見せていた。

 

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