遺族らが参列した「佐賀の役」の慰霊祭=佐賀市水ケ江の万部島招魂場

 1874(明治7)年の「佐賀の役」で犠牲となった旧佐賀藩士ら212人を弔う慰霊祭(県護国神社万部島祭典委員会主催)が12日、佐賀市水ケ江の万部島招魂場で開かれた。遺族ら約50人が参列し、江藤新平や島義勇らの冥福を祈った。

 明治政府に意見を申し立てる旧佐賀藩士の決起に応えて首謀者とされた江藤、島らが処刑された4月13日にちなみ毎年開かれている。江藤のひ孫、江藤兵部さん(79)=埼玉県春日部市=が祭詞を読み上げた後、みこが鎮魂の神楽を奉納し、秀島敏行市長ら参列者が玉串をささげた。

 1月まで開かれた「肥前さが幕末維新博覧会」では、散策コースとして万部島がマップなどで紹介された。入口には案内板が昨年設置され、同委員会の横尾宗敬委員長(89)は「維新博で知名度が上がった。北海道の島義勇顕彰会とのご縁も深まっており、これからも続けていきたい」とあいさつ。佐賀の役から145年、平成最後の式典となり江藤兵部さんは「長く続けていただきありがたい」と話した。

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