開講式に臨んだ研修生の(右から)高橋秀樹さん、工藤慎也さん、今井博亮さん、井手篤志さん、井手香里さん=3月31日、杵島郡白石町役場

 「白石地区いちごトレーニングファーム」が開講した。20~30代の4組5人が2年間、佐賀県期待の新品種「いちごさん」の栽培技術や経営のノウハウを学び、地域を引っ張る稼げる農家を目指す。

 研修生は、いずれも関東から移住した高橋秀樹さん(38)、工藤慎也さん(30)、今井博亮さん(27)の3人と、町内在住の井手篤志さん(26)・香里さん(26)夫妻。作業がしやすい高設栽培システムや収量増につながる環境制御技術を導入した白石町新開のハウスで2年後の独立に向けた研修に励む。

 千葉県で会社員だった高橋さんは、自然の中で子どもを育てたいという思いや、妻の実家(福岡県)に近いことから移住を決断した。白石町について「印象がとてもいい」とし、新たな挑戦に向けて「フレッシュな気持ちでやっていきたい」と語った。野菜の卸売業者から転身した井手さんは「ただ作って売るだけではなく、食べて喜んでくれる人がいることを常に頭に入れ、一日も早く自立したい」と決意を述べた。

 県外から移住した3人は、町が展開する「しろいし農業塾」3期生として生活費や住居、車の補助がある。3月末の開講式では農業塾2期生の修了式も開かれ、福岡県から移住した2組3人がアスパラガスや小ネギ農家として巣立った。

 トレーニングファームは、県と関係市町、JA、生産者が連携し、新規就農者を地域で育成する。イチゴの施設は、武雄市のキュウリ、佐賀市富士町のホウレンソウ、鹿島市のトマトに続き4カ所目となる。

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