杵島郡江北町議選の立候補予定者12人が一堂に会し、町の課題や展望を述べた公開討論会=12日夜、町老人福祉センター

 16日に告示される佐賀県杵島郡江北町議選(定数10)で、立候補予定者12人全員が参加した公開討論会が12日夜、町老人福祉センターで開かれた。候補者が一堂に会する異例の試みで、町の課題や展望を巡る候補者の考えを有権者が聞き比べた。

 主催者側が事前に用意した三つの質問に対し、1問当たり2分30秒の持ち時間で順番に答える形で実施した。司会は町商工会青年部部長の小林広和さんが務め、公平を期すため、回答する順番はくじ引きで決めた。回答の際、司会者は発言者の名前を読み上げるだけにとどめた。

 参加者同士の討論は、発言の内容次第で選挙の事前運動になる恐れがあるとして実施しなかった。

 立候補予定者からは町の課題や現状に関し「過疎化と都市化が一度に来ている現状がある」「若者が定着できるような雇用づくりが必要」などの意見が出た。

 傍聴した町内の60代女性は「それぞれの意見を聞くことができて、いい機会になった」と評価していた。休憩時間中に退出する傍聴者もいて、町内の男性(69)は登壇者の発言が似通っていた点を捉えて「横一線で、上っ面だけのように聞こえた。せっかくなら討論をして議論を深められないだろうか」と注文していた。

 討論会はJA青年部江北支部と町商工会青年部が主催し、約200人が来場した。町議選は21日に投開票される。

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