佐賀の偉業や偉人の活躍を映像などで紹介した幕末維新記念館=昨年3月、佐賀市城内

 佐賀県は今年1月まで開いた「肥前さが幕末維新博覧会」のメインパビリオン3館のうち、幕末維新記念館とリアル弘道館の展示物を県立博物館と佐賀城本丸歴史館に移し、再構成して展示する。来場できなかった人の要望や展示物の活用を求める声に応える形での「メモリアル展示」で、コーナーを設けるなどして10月から紹介する。

 幕末維新記念館を振り返るコーナーは県立博物館のエントランスに設ける。来場者の視点で、記念館の会場内を疑似体験できる約30分間の映像を流し、訪れた人たちの声や制作者の思いを記録した約15分のドキュメンタリーも上映する。

 本丸歴史館は、リアル弘道館の展示を生かす。晩年の大隈重信が藩校・弘道館の思い出を語るスタイルで、当時の様子を知ることができる映像「大隈重信メモリーズ」などを活用し、従来の展示物と調和させる。

 事業費は5996万円で、観覧は無料の方向で調整している。文化課は「映像を製作するため、維新博の期間中に数え切れないほどの素材を撮影した」と振り返り、「展示の規模は小さくなるが、佐賀を誇りに思う気持ちをさらに広げるきっかけにしたい」と話す。

 維新博は2018年3月17日から19年1月14日まで304日間にわたって開かれ、催しを含む総来場者数は約224万人に上った。葉隠みらい館を含むテーマ館3館の入場者は63万3443人だった。

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