肥前さが幕末維新博のメイン会場となった県庁周辺。交差点の名前が「こころざしのもり」に変わった=佐賀市

「佐賀城本丸前」から「鍋島直正像前」に名称が変わった信号機=佐賀市

 「県庁東」から「こころざしのもり」に―。佐賀市城内の佐賀県庁周辺にある交差点名が、今年1月に閉幕した「肥前さが幕末維新博覧会」にちなんだ名称に変わっている。歴史を顕彰し、地域への愛着を育むまちづくりへの思いが込められている。

 維新博メイン会場があった市村記念体育館の西側にある「県庁東」交差点は今年3月、隣接する広場名と同じ「こころざしのもり」に改称した。県庁から南東側に約500メートル離れた交差点は「佐賀城本丸前」だったが、10代佐賀藩主・鍋島直正の銅像があることから「鍋島直正像前」に改めた。

 昨年11月には、佐賀市城内に「島義勇」の銅像が設置されたことを受け、名称がなかった近くの交差点を「島義勇像前」に決めた。

 県道路課によると、交差点の名称は全国的に、歴史や観光地など地域の独自性を打ち出す流れがあるという。県では、島義勇像前の交差点を新設したことをきっかけに、周辺交差点の名称を改めて見直していく中で、道路管理者の佐賀市と協議を重ねて決定したとしている。

 山口祥義知事は2日にあった新規採用教職員への講話で、県内の交差点の名称にも触れ「佐賀県は歴史が深い。『郵便局前』や『機動隊前』みたいに、どこの県か分からない名前ではなく、歴史をもっと深く入れ込んだまちづくりをしていきたい」と思いを語っていた。

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